2007年04月13日

日本の連ドラ初出演 ペ・ヨンジュン ほほ笑みの奥に強いプロ意識

【日本の連ドラ初出演 ペ・ヨンジュン ほほ笑みの奥に強いプロ意識】

韓国俳優ペ・ヨンジュンが特別出演するテレビ朝日「ホテリアー」(19日から木曜午後9時)の韓国ロケが、先日、ソウル市内のホテルで行われた。韓流は一時の熱狂が収束しつつあるように言われているが、“ほほ笑みの貴公子”の人気はとどまるところを知らない。日本の連ドラ初出演の収録風景を、ほんの少しお伝えします。 (吉村智佳)

 「用意、スタート」。張り詰めた空気の中に、りんとしたスーツ姿のペ・ヨンジュンが受話器を手に立つ。背後の大きな窓の外には、ソウルの市街地が広がる。美しい一幅の絵のような光景だ。

 撮影はソウル屈指の名門ホテル・ロッテホテルの上層階のスイートルームで始まった。ペは、撮影開始予定の午後一時の二時間も前に姿を見せ、ドラマにかける意気込みを感じさせた。

 一年半前の来日時よりもほっそりとした、いでたち。韓国の時代劇大河ドラマ「太王四神記」の撮影中とあって、長髪を後ろに束ねたヘアスタイル。無造作に束ねたように見える髪も、計算されたもので、カットの声がかかるたびにヘアメークの担当者が走り寄る。

 名門ホテルの買収を軸に繰り広げられる群像劇「ホテリアー」は、二〇〇一年に韓国で放送された同名ドラマのリメーク版だが、オリジナル版でペが演じたドンヒョクだけは、その後という設定で登場する。オリジナル版はハッピーエンドで終わったため、ドンヒョクの薬指には金色の結婚指輪が光る。


わずか一日。限られた時間の中、日本語と韓国語が飛び交い、テキパキと撮影が進められる。緊張した空気が現場には流れていたが、監督や共演者との雑談でみせる表情は、とてもおだやかだ。

 大きな照明器具をもったスタッフに、さりげなく道を譲る優しさをみせる一方、演技には頑固なまでのこだわりを見せた。「日本のドラマは、ずいぶん、早くOKが出るんですね。韓国のドラマでは、六十回も撮り直したこともありますよ」。せりふのないシーンでも、目線の使い方、立ち位置などを細かに打ち合わせる。監督がOKを出しても本人の意向で撮り直すこともしばしば。

 夕方、上戸彩との絡みのシーンの撮影が始まった。CMで共演した経験もあり、一転して和やかな雰囲気で撮影が進む。「カット」の声で噴き出して笑う二人。「変な顔して笑わせる」とおどける上戸。場を和ませ、共演者との距離を確実に近づけていく。

 上戸に韓国語のアクセントを教える一方、日本語のせりふ「自分自身を」というくだりを、現場や控室で、何度も繰り返して練習する。次第に、周りにいたスタッフや記者たちと「自分自身を」の“大合唱”に。本番では完ぺきな発音で演技、控室では拍手が沸き起こった。

 上戸は「私がお芝居に集中できるような雰囲気をつくってくださった」。田辺誠一も「ご自分なりの綿密な演技プランをきちんともっていて、プロフェッショナルだと思いました」と感想を話す。

 午後十一時過ぎ、「ペ・ヨンジュンさん、オールアップです!」の声と拍手で、出演シーンの撮影が終了したが、「私だけ、もう終わりなの? もう一度やりましょうか?」というジョークも飛び出した。共演者と撮影終了を喜び合った後、カメラマンやスタッフに、歩み寄り、一人一人に握手をしてねぎらうことも忘れなかった。

 撮影は、当初、ホテルのフロント周辺でも行われる予定だったが、現場周辺に五十人を超すファンが押しかけるなどして混乱。「危険回避」のため、キャンセルになる一幕も。

 ホテル周辺に集まったファンは一時、三百人近くにまで増えた。撮影を終えたペを出迎えたのは、日韓のファン約百人。エレベーターホールから出口のドアまで二列に分かれ、“花道”を作り待ち続けた。

 現場入りから十三時間。分刻みのスケジュールを、笑みを絶やさず乗りきった“貴公子”は、日付が変わるころ、ファンの前に姿をみせ、ここでも満面の笑みで応えた。

(2007年4月11日 東京新聞)


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posted by ホテリアー調査人 at 22:38| ペ・ヨンジュン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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